三鷹の森ジブリ美術館へ!

天気の良い日に、ジブリ美術館へ行ってきた。何度も行ったことがある場所だが、行くたびに色々な発見がある。物語の断片を随所に感じられる館内の工夫は、本当に美しいと思う。

 

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展示は、映画制作に関する常設展と、ジブリ作品に描かれる食べ物の企画展の二本立てだった。常設展では、映画制作の流れを家主のいない部屋辿りながら、壁にある張り紙などから説明を受ける。

 

手書きの張り紙や、小ネタが沢山あり、館長である宮崎駿監督から直接語りかけられているようだ。

 

ジブリ美術館の好きな点は、見る人の解釈に任せた展示を行っていることだ。

展示ルートを明示せず、キャプションも様々な場所に配置されている。一度に全てを見ることは難しい。展示作品を一つ一つ説明し、学芸員の示すルートに従って会場を回る、多くの美術館のスタイルとは異なるものだ。

 

一見、ジブリ美術館は美術館というより、テーマパーク的な側面が強いと思うかもしれない。しかし、実際は来場者が自分自身で楽しみながら学ぶことができるコンテンツを用意し、自発的な学びを提供している。

 

迷子になろう、という館長のコンセプトは、館内を自由に迷いながら、自分で得られるものを探して欲しいというメッセージではないか。

 

興味のあることを自分自身で発見し、じっくり見ることは、知を育む重要な過程である。それは、彼らの映画作品に通じるものがあると同時に、美術館の教育機関としての機能を効果的に果たすアプローチであると思う!

 

なんて、考察はさておき、とっても面白い場所ですよ。私のお気に入りは、シアターと中庭です。もちろん、レストランも好きです。

 

今回はなんと、約二時間も!ならんでケーキを食べました。流石に、意識が朦朧としました。

 

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写真は、ばあばのレモンケーキです。

ばあば、とはどちら様でしょう?という疑問はさておき、レモンの爽やかさと、皮のほろ苦さが感じられる、とても美味しいケーキです。

 

 

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最後に、ルネ•マグリットのようなトトロ!

トトロが我々とは違う世界に生きていることを、しみじみと感じました。最高にファンタジーだね!

 

それでは、また!